health

マウスウォッシュの使い方|歯みがきとの順番や注意点

歯みがきのあとに口をゆすぐべきか、マウスウォッシュを先に使うのか、それとも食後すぐがよいのか。ボトルの説明を読んでも、いまひとつ分かりにくいと感じる方は多いようです。マウスウォッシュの使い方で迷ったときは、まず歯みがきの代わりにはならない補助的なケアと考え、使い方は製品の説明書きに沿って選ぶのが基本です。

マウスウォッシュは歯みがきの前と後、どちらに使うのですか?

日本の住まいの脱衣所で、アイボリーの棚に置いた炭色の小皿に歯間ブラシと糸ようじが並んでいます。

どちらが正解かは製品によって異なるため、まずは使っている製品の説明書きを確認するのが確実です。一般的には、歯みがきで汚れを落としたあとに仕上げとして使う形がよく紹介されています。

理由として、歯ブラシで落としきれていない汚れが残ったままだと、液体だけでは十分に行き渡りにくいと考えられているためです。厚生労働省の情報でも、歯と歯ぐきの清掃の基本はブラッシングや歯間清掃とされており、洗口液はそれを補う位置づけで語られることが多いです。

ただし、歯みがき粉に含まれる成分と洗口液の成分が影響し合う可能性を指摘する声もあります。歯みがきの直後に使うか、時間をあけるかは、製品ごとの案内や歯科医師・薬剤師の説明を参考にしてください。

食後すぐに使ってもよいのか

外出先などで歯みがきができないとき、食後に口をすすぐ目的で使う方もいます。この場合は、口の中の食べかすを流す補助的な使い方と捉えると分かりやすいでしょう。

例外として、飲み込んではいけない製品が大半ですので、小さなお子さんや、うがいが上手にできない方が使うときは注意が必要です。迷う場合は購入時に薬剤師へ確認しておくと安心です。

どのくらい口に含んで、どうすすげばよいのですか?

含む量や時間は製品ごとに決まっているので、パッケージや添付文書の表示に従うのが原則です。ここでは具体的な量や秒数をおすすめする形では書きません。

一般的な流れとしては、口に含んで頬を動かしながら全体に行き渡らせ、吐き出すという手順が多く紹介されています。のどの奥まで届かせるガラガラうがいを想定した製品と、口の中だけで使う製品があり、どちらも使い方が違う点には注意が必要です。

使ったあとに水でゆすぐかどうかも、製品の案内によって変わります。成分を口の中に残す設計の製品もあれば、ゆすぐ前提のものもあるため、一律に決めつけないほうがよいでしょう。

知っておきたい種類の違い

  • 化粧品タイプ:口の中をさっぱりさせたり、息を爽やかにしたりすることを目的とした製品が中心です。
  • 医薬部外品タイプ:口臭や歯ぐきのケアなど、表示された範囲の目的で使われる製品があります。
  • フッ素入りタイプ:歯のケアを意識した製品に配合されていることがあります。

表示されている目的や成分は製品ごとに異なります。パッケージの「使用上の注意」まで読んでおくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。

刺激が気になるときや、使わないほうがよい場合はありますか?

口の中がしみる、ヒリヒリする、違和感が続くといった場合は、使用をいったん中止して歯科医師や薬剤師に相談するのが望ましいです。感じ方には個人差があり、同じ製品でも合う人と合わない人がいます。

アルコールを含む製品は刺激を強く感じる方もいます。口の中に傷や口内炎があるとき、乾燥しやすいときなどは、刺激の少ないタイプが選択肢になることがあります。ただ、どの製品が向くかは状態によって異なります。

特に慎重に考えたい人

  • 小さなお子さん(誤って飲み込む可能性があるため)
  • 妊娠中・授乳中の方(成分について気になる点は事前に確認)
  • 持病があり薬を服用している方
  • 過去に口腔ケア用品で肌や粘膜に合わなかった経験がある方

こうした場合は、使用前にかかりつけの歯科医師や薬剤師に相談しておくと安心です。

マウスウォッシュだけでは判断できないサイン

口臭が長く続く、歯ぐきから血が出やすい、歯がしみる、口の中に治りにくい傷があるといった状態は、洗口液で様子を見るだけでは原因が分からないことがあります。そうしたサインがあるときは、早めに歯科医院へ相談してください。

よくある質問

マウスウォッシュだけで歯みがきを済ませてもよいですか?

歯みがきの代わりとして考えるのは一般的ではありません。洗口液は口の中をすすぐ補助的なケアとされ、歯の表面の汚れを物理的に落とす役割は歯ブラシや歯間ブラシが担います。使い方に不安があれば、歯科医院で相談してみてください。

毎日使っても問題ありませんか?

使う頻度は製品ごとの表示に従うのが基本で、毎日使う前提の製品もあれば、そうでないものもあります。口の中に違和感が出る場合は無理に続けず、歯科医師や薬剤師に確認しましょう。体質や口の状態によって合う使い方は変わります。

子どもに使わせてよいのでしょうか?

対象年齢や使用の可否は製品によって異なり、一律にはいえません。うがいが十分にできない年齢では、飲み込んでしまう心配があります。使わせる前に、パッケージの注意書きを確認し、歯科医師や薬剤師に相談してください。

免責事項: この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイス、診断、治療に代わるものではありません。健康上の判断は医師などの専門家にご相談ください。


📚 参考文献

  1. WHO Fact sheet: Oral health