京都市東山区のふじおか歯科医院です。あなたのお口の健康をサポートします。
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 あなたは、お口がどのような仕事を担っているかご存知ですか?物を食べることだけではないんですよ。

 わたしの基盤となっている、かみ合わせの学問のひとつに、「オーストリア咬合学」というものがあります。発生学を基にした自然なかみ合わせの学問とお考えください。
 オーストリア咬合学の礎をお作りになったR.Slavicek教授によると、お口の役割には以下のものが挙げられています。

1 発語

2 呼吸

3 ストレス管理

4 審美

5 姿勢

6 咀嚼

 もし言葉が存在しなければ、わたしたちの生活はどのように変化していたでしょうか?
 本や新聞を読んだり、テレビを観たり、音楽を聴いて歌詞を理解したりすることは考えられませんよね。言葉は人間だけに与えられたものです。言葉を用いてコミュニケーションすることは、お口の役割の中で、大きな位置を占めています。

 普段意識することなく呼吸をしていますが、「いい呼吸」とはどんなものだと思いますか?よく歯医者さんで口呼吸は良くないということを聞いたことはありませんか?
 お口で呼吸すると、口の中は乾燥しやすい状態になり、唾液が少なくなりますので、細菌の活動が活発になり、虫歯や歯周病に対して不利な環境になってしまいます。
 それだけではありません。歯並びにも悪い影響を与えますし、直接吸い込んだ空気中の細菌やホコリが直接ノドに入っていきますので、感染防御の面でも不利になります。
 ですので、普段は鼻呼吸が自然にできるようになることが大切です。

 お口でストレス管理?と思われたでしょう。実はこのストレス管理こそが、オーストリア咬合学独特の考えです。この考えは現代社会に非常にマッチした考えであると同時に、この理論を後押しする文献が、21世紀に入ってから目白押しです。

 わたしたちは現在多すぎると言ってもいいほどの情報の海の中にいます。そして、その変化は日進月歩で急変していると言ってもよいでしょう。バブル崩壊における経済の変化が、わたしたちの生活環境をどのように変化させてきたかは説明するまでもないでしょう。
 現在は「ストレス社会」であると言われてもおかしくない状況です。では、ストレス解消のために、お口はどんな役割をしていると思いますか?
それは「歯ぎしり」です。これまで歯医者さんで「歯ぎしりは悪いもの」と教えられていましたよね?確かにそうなんですよ。かみ合わせが悪ければ、歯ぐきを痛めたり、顎関節に負担を強いることになります。
 しかし、一方で「なぜ歯ぎしりをするか」という問いに答えてもらいましたか?

 日常のストレスを発散するために歯ぎしりをするんです。ですので、歯ぎしりを容認するかみ合わせを創りあげないと、いくら綺麗な歯を作ったところで、時間の経過とともに歯や顎はダメージを受けてしまいます。

 今不況であると言っても、戦後の日本のように、食べることをはじめ生活することに困っている人の割合は非常に少ないです。逆にモノが溢れかえっています。
 そうなると、いかに「人間として」生活していくか、生活の質(QOL)の向上に目がむいています。美容業界を見てください。それこそすごい数で美容に関する商品、健康食品が氾濫しています。
 これだけ「美」に対する意識は格段に高まってきていると言えるでしょう。また、審美というものは、人間の意識の中で、本当に重要な位置づけにあるんです。
 なぜだかおわかりですか?審美で悩んでいらっしゃる方は、精神的に本当に苦労されています。わたしの患者さんの中にも「人前でしゃべることが出来なくて、本当に辛い思いをしている」という方がいらっしゃいました。いかに精神的に苦労されているか手に取るように理解できるし、共感してしまいます。
 これほど審美性は人間らしく生きるということについて重要なんです。

 わたしたちは重力に逆らうことはできません。そのため直立していることになります。進化の過程で四足歩行から二足歩行に移り変わりましたが、なぜ直立したのでしょうか?
 人間の脳の機能は無限の可能性を秘めています。未だにその全ての機能は明確になっていません。
 そうです。進化の過程で大きな大脳皮質を獲得したので、直立せざるを得なかったのです。重力に支配されているので体幹のバランスは非常に大切です。
 下顎の位置やかみ合わせの高さに左右差があればどうでしょう?どちらかの筋肉に、余計な負担がかかってしまいますね。お口の周り(特に下顎)は身体を支えるのに関係がある筋肉と密接な関係があります。
 ですから姿勢とお口の役割は大きな関係があるんです。

 なぜか最後に咀嚼(噛むこと)ですね。なぜだと思いますか?極論すればモノを食べる行為は、歯がなくてもできるんです。巷には多くの軟らかい食べ物がありますよね。ただ、先ほども申し上げたように、今は生活の質の向上に多くの人々が関心をもっています。より美味しく、より楽しく食事ができるようにすることは、歯科医師として、最低限持ち合わせていなければならないんです。

もうおわかりになられましたよね?

 審美治療やインプラントなどは単独で考えること自体がナンセンスなんです。
 ふじおか歯科医院ではこれらのお口の役割が、みなさんに自然に行っていただけることを目指して、日々精進しています。

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